仏神案内 稲荷神「本光稲荷大明神」
稲荷神について
稲荷神は、日本における神の1つで稲荷大明神・お稲荷様・お稲荷さんともいわれ、貴狐天皇(ダキニ天)、ミケツ(三狐・御食津)、野狐、狐、飯綱とも呼ばれています。
稲荷神=倉稲魂尊で日本神界の上位の神霊です。米稲の倉庫を守る神、御米の守護神です。元々は農業神ですが、狐は穀物を食い荒らすネズミを捕食することや、狐の色や尻尾の形が実った稲穂に似ていることなどから、狐が稲荷神の使いに位置付けられたといわれています。
江戸時代に入って稲荷が商売の神と公認され、大衆の人気を集めるようになりました。稲の神であることから食物神の宇迦之御魂神と同一視され、後に他の食物神も習合しました。
工業・商業が盛んになってくると、稲荷神は農業神から工業神・商業神・屋敷神など福徳開運の万能の神とみなされるようになり、農村だけでなく町家や武家にも盛んに勧請されるようになりました。
江戸時代には芝居の神としても敬われるようになり、芝居小屋の楽屋裏には必ず稲荷明神の祭壇が設けられるようになりました。
稲荷神社の前には、狛犬の代わりに、宝玉をくわえた狐の像が置かれることが多く、他の祭神とは違い、稲荷神には神酒・赤飯の他に稲荷寿司およびそれに使用される油揚げが供えられ、ここから油揚げを使った料理を「稲荷」とも呼ぶようになりました。狐は肉食であり、実際には油揚げが好物なわけではないようです。
稲荷神社の総本社は伏見稲荷大社とされていますが、三大稲荷には諸説あり、笠間稲荷神社や祐徳稲荷神社を日本三大稲荷とする説や、最上稲荷(最上稲荷山妙教寺)豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)を日本三大稲荷とする説もあります。
関東で有名な稲荷神を祀る主な神社仏閣として、前述の笠間稲荷神社(茨城県笠間市)・豊受稲荷神社(千葉県柏市)・箭弓稲荷神社(埼玉県東松山市)などがあります。また地名に稲荷のついた場所も見受けられます。例、稲荷木(とうかぎ)千葉県市川市など。
稲荷神「本光稲荷大明神」のご案内
本光寺の稲荷堂に「本光稲荷大明神」が安置されています。
仏教と神道が習合した後、廃仏毀釈の神仏分離を免れた男性の神様です。
農業の神と言われ、お稲荷様(お稲荷さん)の名前で親しまれています。
その昔、市川市大野町の主な農作物は野菜とお米、特に米作りが盛んでした。
昭和48年(1973年)の区画整理や都市化にともない、米作も徐々にできなくなり梨栽培が主になりました。
市川市の梨栽培の歴史は大変古く、江戸時代から行われています。
現在では、大野町、大町、柏井町を中心に栽培されています。
本光寺のお稲荷様の御神鏡(業鏡)には「奉納 明治41年10月吉日 伏見正一位」と彫られています。
稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社「伏見稲荷大明神」のご分身です。
お稲荷様は、農業の神、食物の神、殖産興業の神、商業の神、屋敷の神など幅広い信仰を集めています。
「本光稲荷大明神」は農業の神として市川大野の農作物の豊作を見守ってきました。
不作や凶作による悩みや迷いにぶつかったとき、心の不安の声を「本光稲荷大明神」に伝え、「本光稲荷大明神」を心のよりどころにしましょう。
心の不安が取り除ければ、日々の農業に専念でき、新たな意欲が出てくるはずです。
「本光稲荷大明神」の守護を頂戴し、豊作、満作、五穀豊穣に結びつけるため、本堂で祈願をなされてみてはいかがでしょうか。
稲荷神「本光稲荷大明神」のご利益
- 五穀豊穣のご利益 … 農作物の豊作
稲荷神の縁日は、仏教では毎月22日、神道では午の日です。本光寺古文書では毎月5日が縁日になっております。毎月5日に「本光稲荷大明神」に願い事をすれば、その願いが叶うといわれており、豊作・満作に縁起のいい日とされています。
稲荷神「本光稲荷大明神」の参詣の仕方
お線香をつける前に、手水舎によって手や口を清めていただきます。 手水舎は「茶庭」と「きずな之湧水」の2箇所にございます。お好きな手水舎で身を清めてください。
手や口を清めた後に、お線香をつけて参拝します。
正門玄関へ向かう
参道を進む
茶室・手水舎へ進む
足元に注意しながら進む
竹垣を通り過ぎる
手水のやり方は看板を見る
手を洗い口をすすいで身を清める
来た道を戻る
駐車場へ向かう
駐車場を進む
きずな之湧水へ進む
手水のやり方は看板を見る
手を洗い口をすすいで身を清める
来た道を戻る
正門玄関のお線香置き場へ向かう
線香をつける
参道を進む
まっすぐ稲荷堂へ進む
稲荷堂の前でお線香をお供えしてお参りする
授与所でお札やお守りを頂戴する
丁寧に対応させていただきます
- 心より感謝申し上げます
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