仏神案内 大黒天「金大古久天」

大黒天について

大黒様といえば、左肩に大きな袋を背負い、右手に打出小槌を持ち、米俵をふみ、いかにも福々しい姿や日本神話の因幡の白兎に出てくる大黒様を思い浮かべます。
そのルーツは、サンスクリット語でマハーカーラと呼ばれるインドの神様です。この音を漢字にすると摩訶迦羅となり、マハーは大、カーラは黒色を意味するので大黒天と呼ばれるようになりました。
日本で大黒天といえば一般的には神田明神の大黒天(大国天)像に代表されるように神道の大国主と神仏習合した日本独自の神のことをいうことが多いです。
大黒と大国が同じ音から大黒天と大国主命が同一視されるようになり、日本での大黒様は福の神というイメージに発展していきました。大黒天の信仰の普及に一役かったのが大黒舞と呼ばれるもので、大黒頭巾をかぶり、手には打出小槌を持って、大黒天に扮して舞う祝福芸です。
中世の中頃から行われていたらしいですが、「一に俵を踏まえて、二ににっこり笑って、三に盃を頂いて、四に世の中良いように~」という目出度い数え歌を歌いながら、毎年正月に各地の家々をまわり、大黒天の福を分け与えていました。
密教を通じて伝来したことから初期には主に真言宗や天台宗で信仰されてきましたが、室町時代には日蓮宗でも信仰されるようになりました。
大黒柱という言葉がありますが、これは家のなかで中心となる柱のことで、そこから転じて、家族を支えて中心となる人のことを指しています。なぜ大黒柱というかは、かつて家を建てるとき、土間と座敷の間に中心となる柱が立てられ、そこに大黒天を祀ったからだといわれています。
日本一大きい恵比寿、大黒の石像は舞子六神社(兵庫県神戸市)です。関東で有名な大黒天を祀る主な神社仏閣として、浅草寺(東京都台東区)の米びつ大黒(浅草名所七福神)・寛永寺護国院(東京都台東区)の谷中七福神、鬼子母神(東京都豊島区)の大黒堂、本光寺(千葉県市川市)の金大黒天などがあげられます。

大黒天「金大古久天」のご案内

本光寺の本堂に「金大古久天」が安置されています。
福の神と言われ、仏教と神道が習合した男性の神様です。
米俵に乗り福袋と打出の小槌を持ち福徳の相をした長者形の大黒天です。
本光寺の大黒天は金色に輝いているので「金大古久天」と命名されました。(平成16年復元)

「金大古久天」の胎内には、第13世日清上人の時代に、「宝永6年 己丑 (1709年) 3月 御題目 千遍(ほうえい六年 つちのとのうし 三月 御だいもく 千へん)」という記録とともに御題目千遍写経が納入されております。金大古久天は、約300年以上の間、多くの信仰を集めてきました。

仏教の大黒天は、軍神・戦闘の神、財神・財福の神、厨房・食堂の神として信仰を集めています。
神道の大黒天は、五穀豊穣・農業の神、子宝・子作りの神、仕事・商売の神としての信仰を集めています。

「金大古久天」に心の中の声を伝え、自分の仕事に精進し、そして商売繁盛に結びけてもらいましょう。
心の不安が取り除ければ、仕事に専念でき、新たな商売意欲がかきたてられます。

「金大古久天」の守護を頂戴し、社長の商売運と社員職員の仕事運を最大限に開花させ、安心と成長を得るため、本堂で祈願をなされてみてはいかがでしょうか。

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大黒天「金大古久天」のご利益

  • 商売繁盛のご利益 … 商売運の向上
  • 千客万来のご利益 … 仕事運の向上
  • 社運隆昌のご利益 … 会社運の向上
  • 事業繁栄のご利益 … ビジネス運の向上

子の日は十二支の1日で、12日ごとに巡ってきます。
子の日に「大黒天」の眷属である「鼠(子:ねずみ)」に願い事をすれば、その願いが大黒様(大黒天)に届けてくれるといわれており、仕事運・商売運に縁起のいい日とされています。
また、60日に1度巡ってくる甲子の日は、子の日のなかでもさらに縁起のいい大黒様(大黒天)の縁日です。この日にお願い事に行くと、より一層願いが叶うと信じられています。

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大黒天「金大古久天」の参詣の仕方

お線香をつける前に、手水舎によって手や口を清めていただきます。 手水舎は「茶庭」と「きずな之湧水」の2箇所にございます。お好きな手水舎で身を清めてください。

茶庭の手水舎のご案内はこちら

きずな之湧水の手水舎のご案内はこちら


手や口を清めた後に、お線香をつけて参拝します。

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丁寧に対応させていただきます

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