用語集

 

  • 境内地(けいだいち)とは…

    宗教法人がその目的遂行のために必要な宗教法人固有の土地をいう。

  • 袈裟(けさ)とは…

    カシャーヤKaSa ̄yaの音写で、袈裟野、加羅沙曳、迦沙などとも書き、意訳して、濁、壊色、不正色、赤色、染衣、間色衣などともいう。

  • 解説(げだつ)とは…

    すべての煩悩や障礙等の繋縛から解きはなされ、迷いから脱することをいう。また脱益ともいう。

  • 結縁(けちえん)とは…

    仏法に縁を結ぶこと。

  • 血脈(けちみゃく)とは…

    親の血が子へ流れることから転じて、師から弟子へ正しい教法が相伝されること(血脈相承)。血脈相承とは仏法の流水が過去・現在・未来の三世に断絶することなく常恒であることをいう。

  • 結界(けっかい)とは…

    一定の地域を特定の作法によって結約することをいう。

  • 結社(けっしゃ)とは…

    この場合宗教結社を指していい、教義を弘め、儀式行事を行い、信徒を教化育成するための組織をいう。

  • 化導(けどう)とは…

    衆生を教化して仏道に入らしめることをいう。

  • 外道(げどう)とは…

    インドにおける仏教以外の教をさす。仏教では仏教以外の宗教や思想を外道・外教・外法・外学などと呼び、自ら仏教のことを、内道・内教・内法・内学などと呼んだ。

  • 験(げん)とは…

    加持祈祷などによって顕れる仏神の、霊妙不可思議なる感応・利益のこと。霊妙なる効験の故に霊験といい、仏神の威徳光耀のしるしの故に威験ともいう。また霊表ともいう。

  • 顕教(けんぎょう)とは…

    仏が衆生に対して顕了に説かれた教。教説文字によって明瞭に説示された教。密教に対する。

  • 験者(げんじゃ)とは…

    修験者の略称である。古来験士・修験師ともいわれており、正しくは修法師という。秘法を修して病気平癒、除災得幸等の加持祈祷をなし、功徳利益の霊験(威験)を表す法師をいう。

  • 賢人(けんじん)とは…

    才智が明らかな人・行徳がある人・勝れた人・賢者の意。仏教では聖者に相当する人・聖人に比べてその次に位すべき才徳がある人を指す。

  • 現世(げんぜ)とは…

    この世、現在の生存。三世の一つで「今世」に同じ。過去世、来世に対す語。

  • 現世利益(げんぜりやく)とは…

    神仏の教えを信じ受持し、供養・布施など宗教的善の行いをした果報として、現世において無病息災・招福等の利益を受けること。現益、現報ともいい、「功徳を受ける」などともいう。

  • 現当二世(げんとうにせ)とは…

    この世と後の世のこと。現世と当来世。この世と来世とにわたる幸せの祈り。

  • 顕本(けんぽん)とは…

    「本を顕わす」と読み、法華経本門の法門で、釈尊が伽耶始成を開して久遠本地を顕されたことをいう。詳しくは発迹顕本、あるいは開迹顕本という。

  • 顕密(けんみつ)とは…

    (1)顕教と密教。顕教とは顕露教、密教とは秘密教をいう。(2)顕露と秘密。(3)法華経迹門を顕露教、本門を秘密教とする。

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