本光寺案内 挨拶と紹介
住職の挨拶
亡くなられた霊魂の供養も大切
生きているあなたの祈願も大切
私達は、自分で生まれる日を選ぶことができません。
私達は、自分で老いるのを止めることができません。
私達は、自分で病を思い通り治すことができません。
私達は、自分で死ぬ日と時を選ぶことができません。
そして、心臓を止めたり動かしたりすることもできません。
自分で人生を決めて生きているようで、実は色々な御縁をいただいて、今までの人生を歩んできました。
つまり、あなたは「生きている」のではなく、「生かされている」のです。
ご先祖様、ご両親から受け継がれた命への感謝、日々生かされていることへの感謝を忘れないでください。
いつも「ありがとう」を忘れないでください。
「他人に迷惑をかけてはいけません」と教育を受けてきた人は多いでしょう。
また、「他人に迷惑を掛けていないからいいでしょ」という言い訳もよく聞きます。
果たして、他人に迷惑を掛けない人がどれだけいるでしょうか。
そして、他人に迷惑を掛けないことがそれほど大切なことでしょうか。
重要なことは、迷惑を掛けたら「ごめんなさい」と素直に謝ることではないでしょうか。
大きな罪を犯しても懺悔(さんげ)すれば罪は消えますが、小さな罪でも懺悔(さんげ)しなければ罪は消えません。
どうか、懺悔(さんげ)を忘れないでください。
いつも「ごめんなさい」を忘れないでください。
感謝と懺悔を忘れなければ、必ず、あなたは日々を力強く、そして前向きに歩むことができるはずです。
いのちに合掌
お食事の前に、合掌して「いただきます」と言っている人はどれだけいるでしょうか?
そして、「いただきます」とは「何をいただきます」かご存じでしょうか?
食卓に並ぶお料理、お店で売っているお弁当、それらは人間の手によって加工された姿です。
加工される前は何だったのでしょうか?
お肉(牛・豚・鳥・魚)、お野菜(植物)、お米(穀物)、果物です。
加工される前は、今を生き、明日を生きたかった「いのち」そのものです。
その「いのち」は私達人間に殺され、加工され、お料理となるのです。
「いただきます」、それは「いのちをいただきます」ということなのです。
お肉やお野菜や果物の「いのち」をいただき、自分の命をつなぐのです。
お食事の前に、合掌して「いのちをいただきます」と感謝しましょう。
食べ残しを捨てたり、賞味期限で廃棄することは「殺し」という大罪になるということに気付きましょう。
住職の紹介
昭和47年 | 東京都板橋区にて出生する |
---|---|
昭和58年(11歳) | 出家する |
昭和58年(11歳) | 本光寺第34世輝尚院日住上人(師祖父)の弟子となり出家得度する 大本山本門寺の沙弥校(しゃみこう)で7日間の修行をする |
昭和59年(12歳) | 大本山本門寺の沙弥校(しゃみこう)で7日間の修行をする 市川市立大柏小学校を卒業する |
昭和60年(13歳) | 度牒交付を受ける |
昭和63年(15歳) | 立正中学校を卒業する |
平成 3年(18歳) | 立正高等学校を卒業する |
平成 5年(20歳) | 総本山久遠寺で35日間の修行をする |
平成 5年(20歳) | 本光寺第35世として住職就任する |
平成 7年(22歳) | 立正大学の仏教学部を卒業する |
平成 8年(23歳) | 遠寿院(おんじゅいん)の大荒行堂で寒100日の修行を終える |
平成12年(27歳) | 遠寿院(おんじゅいん)の大荒行堂で寒200日の修行を終える |
平成18年(33歳) | 遠寿院(おんじゅいん)の大荒行堂で寒300日の修行を終える |
平成19年(35歳) | 本光寺で仏前結婚式と披露宴を挙げる |
平成20年(35歳) | 韓国で人前結婚式と披露宴を挙げる |
平成20年(35歳) | 長女が誕生する |
平成22年(37歳) | 次女が誕生する |
平成23年(38歳) | 三女が誕生する |
平成26年(41歳) | 遠寿院(おんじゅいん)の大荒行堂で寒400日の修行を終える |
平成28年(43歳) | 長男が誕生する |
平成29年(44歳) | 次男が誕生する |
現在に至る |
講義の紹介
平成26年10月7日(火) 実践社会活動研修会 |
---|
『親しみやすい寺院づくりとその発信について』 |
平成27年3月10日(火) 第18回 社教講習会 |
『親しみやすい寺院作りとその発信方法 』 |
平成28年6月14日(火) 第40回 中四国教区教化研究会議 |
『本光寺が取り組んできたもの ~「10年間の成功と失敗」から得た ニュートラルポジション~ 』 |
平成28年10月26日(水) 第17回 日蓮宗教化学研究発表大会 |
『「10年間の成功と失敗」から得たニュートラルポジション』 |
令和元年6月27日(木) 2019 国際布教師会議 |
『信徒を作り信徒を巻き込む有効な布教方法』 |
令和元年8月29日(木) 令和元年度 布教伝道基礎研修会 |
『あなたのお寺は地域社会の一員ですか?』 |
12:50 - 13:50 第二講 「行動を起こすための内なるエネルギー」 |
14:00 - 15:00 第三講 「地域貢献しているお寺を人々は応援したくなる」 |
令和元年10月4日(金) 令和元年度 月例金曜講話 |
『音とひびきとの同時なるが如し ~成功と失敗~』 |
生きている人間と、亡くなられた故人との共通点は何でしょうか?
それは、魂です。
私たちは体を持った魂であり、姿が見え、口で話すことができます。
一方、故人は体を失った魂であり、姿は見えず、言いたいことも伝えることができません。
法華経によって功徳や善行を積んだ故人は必ず成仏できます。
しかし、法華経と縁がなく、功徳や善行を積むことができず、また、家族親族の追善供養も期待できない故人は、成仏できずに苦しみさまよっています。
そのような苦しんでいる霊魂が、目には見えませんが、歩行者天国の人混みと同じように沢山いるのです。
私は法華経信仰のもとで、一霊でも多くの苦しみ迷う故人の霊魂を救いたいと考えています。
それだけ法華経の功徳は甚大であると考えております。