用語集

位牌(いはい)とは…

霊牌ともいう。死者の霊を祀るために法名(戒名)又は俗名を記す長方形の木牌である。

新寂より中陰(ちゆういん)(七七日忌)までは白木の位牌を用いる。忌が明ければ塗物の位牌に代えて仏壇の中に祀ることを常とする。

牌は籍の意で亡き人の官位・姓名を録したものの意ではあるが、仏教思想の発達に伴う祖先崇拝の信仰と密接な関係があり、報恩感謝と追慕追善の具現として各家庭に安置し、朝夕礼拝供養し、菩提寺の位牌壇・祠堂に納めて諸仏に霊が救われた意を表わし、菩提を弔う表示となった。

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